「お空へ」
10.葬儀、火葬
葬儀、火葬の当日はお手伝いしてもらえる
家族やお友達がいる場合は準備など
手伝ってもらいましょう。
また、葬儀場への送り迎えを頼める場合は
お願いしましょう。
葬儀社で送迎をしてくれる場合もあります。
小さな棺はひとりでも運べますが、
大きい場合は無理をせず
ご近所の方や葬儀社へ相談してみましょう。
服装に決まりはありませんので、
普段着でも構いません。
逆にペットの火葬に礼服を着ていいの?
と思う方もいらっしゃいますが、
喪服で行うご家族もたくさんいらっしゃいます。
また、葬儀場へ向かう際少し早めに出て
いつものお散歩コースを通ったり、
お気に入りの公園に寄ったりするのもよいでしょう。
葬儀場からの帰り道は、みなさんとっても疲れています。
張りつめていたものがプツッと切れてしまったように
ここで初めて悲しみが湧いてきて、
涙が止まらないという方もいらっしゃいます。
ご自分で運転するという場合は、少し落ち着くまで
路肩の安全な場所に止めるなどしてください。
お家へ帰ってきたら、お骨と一緒に写真や思い出の品を飾り
お水やおやつなどをお供えしてあげましょう。
(お骨が手元にない場合も、写真などを飾り
お供えをしてあげましょう)
11.遺品整理と役所への届け出
大切な家族を亡くしたらわんちゃんの場合役場へ
「死亡届」を出さなければなりません。
死亡してから30日以内に登録をしていた市区町村の役場へ
*直接行き窓口で手続きをする
*書類を郵送してもらい返却物と一緒に送る
*ネットで電子申請をする(対応している場合)
のいずれかで手続きを行ってください。
死亡届は窓口でもらうか、市区町村のホームページから
ダウンロードしてください。
死亡届の項目内容の例としては
*登録年度 *登録番号
*名前 *生年月日
*年齢 *犬種
*性別 *毛色
*死亡年月日
*飼い主の名前 *住所 …などとなります。
手続きに必要なものは
*「犬鑑札(だ円形の金属プレート)」
※地域によって形が異なります。
*「狂犬病予防注射済票(長四角の金属プレート)」
※紛失してしまった場合は
犬鑑札紛失届の添付が必要な場合があります。
また、思い出として手元に置いておきたい場合は
窓口や電話などで相談してみてるとよいと思います。
最後に…
大切な家族を失うということ…。
それは言葉では言い表せないような深い深い悲しみです。
しかしその悲しみを経験するということは、
あなたがそれほどに愛情を注いだ相手が
居るということなのです。
まずは心の底から泣きましょう。
だって悲しいのですから…。
お空へ行ってしまったあの子に
「悲しいよ~」っていっぱいいっぱい伝えましょう。
あの子と過ごした日々を1日1日思い出して
大きな声で泣きましょう。
そして、お空へ行ってしまっても、
こんなにいっぱい思っているよと伝えましょう。
その声は…ある時お空のあの子に届きます。
そして
「もういいよ。」って言ってくれるのです。
「もういっぱい伝わったから…
涙はおしまいでいいよ。」っと。
だからその日が来るまでは、
いっぱいいっぱい泣いていいのです。
やがて涙が止まったとき、悲しみは少しずつ
思い出へと変わっていってくれるはずです。